会長インタビュー

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豊田会長の各界でご活躍の同窓生への
インタビュー

 

<企画の趣旨>

 大阪大学工学部は,前身の期間を含めて100年以上もの長き歴史を持ち、その間に卒業された同窓生はおよそ8万人にも達し,学界や産業界の発展に寄与され,我が国の工業界の発展に寄与されてきました。

 大阪大学大学院工学研究科・工学部の同窓会である「大阪大学工業会」は同窓生の交流の場であると共に,母校の発展に寄与する事業を実施してきました。工業会にとって,同窓生が各会で活躍されることは,同窓会会員としても誇りであると共に,その活躍の見える化で,母校の価値を高めることにも寄与できると自負しております。

 大阪大学工業会では,同窓生への各種情報発信として,特に同窓会誌「テクノネット」を発行し,母校の情報や同窓生の活躍の状況など紹介して参りました。ただ,必ずしも同窓生間の交流の場としての機能を果たしてないことも懸念されるところでした。また,最近の情報社会にあって,在校生や若手同窓生への情報発信にも十分でないところが見受けられました。

 そこで,大阪大学工業会のホームページを充実させて,情報発信機能を更に高めると共に,同窓生間の交流の場としても活用されるように改編を進めております。また,不確実な時代といわれる中にあって,母校の大阪大学大学院工学研究科・工学部の教育研究活動は揺るぎなく活発に進められ,特に優秀な人材の養成への貢献は,同窓生が活躍する産業界にも大きな期待を生むものといえます。そこで,同窓生で各界にてご活躍の方々に,会長自らがインタビューを行い,同窓生の大学への想い,各界で活躍の原点や努力の源などをお聞きし,同窓生各位の今後の活躍や目標へのある種の触発を誘起するお話を連載することを企画いたしました。

 

下記の項目をクリックして記事をご覧ください。

 

【第9】日本認証株式会社 代表取締役会長,IDEC株式会社 技術経営担当上席執行役員,大阪大学工業会 理事          

                   藤田 俊弘(ふじた としひろ)様 

(主な目次)

・はじめに

・国際標準化の重要性を理解してルール形成に活躍する人材が今後必要

・安全の確保は,健康とウェルビーイングの実現をもたらす:我が国の技術レベルの高さを活かそう

・リスクを知り,リスクを取ること安全が生まれる

・関西万博で「安全,健康,ウェルビーイング」のグローバルイニシアチブを

・注意の時代から安全の時代へ,そしてウェルビーイングの実践への動き

・ファインバルブ技術の国際標準化の実現と更なる展開へ

・レーザに惹かれ応物に,そしてエンジニア一家に

・学生時代の遊びと研究:いろいろな人のつながり

・就職で目指したことと,やり遂げたこと:「安全をブランド化」に

・学生さんに目指していただきたいこと

・ウェルビーイング・テクノロジーの研究や国際連携の日本初での先取り体制を大阪大学に

・おわりに:「縁を大切に」

 

【第8岩谷産業株式会社 代表取締役 社長  間島 寛(まじま ひろし)様

(主な目次)

・はじめに

・環境を考えて80年: 炭素の少ない燃料の「プロパン」から「水素」へ

・世界で唯一の大阪大学溶接工学科へ

・溶接工学の広い学問分野への驚き: 溶接工学科や大阪大学同期生の活躍と人のつながり

・工学部の特徴たる卒業研究で学んだことが経営に生きる。就職しても溶接と離れられず

・世の中に必要な人間となれ: 必要とされるものこそ栄える

・水素ビジネスの今後の展開: 水素が必要なものに

・開発研究の意義:人材養成への大学との有効な連携を

・水素用途の拡大: 万博で水素燃料電池船を走らす

・世界中の国々が求める自国のエネルギーの活かし方に貢献する水素: 水素ビジネスの主体に

・先端研究をリードする「研究の聖地」の創設への大学への期待

・おわりに:「吾唯知足」

 

【第7】丸一鋼管株式会社 代表取締役社長兼COO 吉村 貴典(よしむら よしのり)様

(主な目次)

・はじめに

・100年企業を目指してのキャッチコピー「○1×100」と「どこにでもあるたった一つの会社」に

・価値を創出し続けるために: 社会使命とダイバーシティ

・丸一鋼管の事業内容からも機械系を目指すことに:破壊力学の研究室で学ぶ

・就職に当たって考えたことと,大学での学ぶべきことは

・仕事の流れから,大切なことは「お客様の顔」を常に意識すること

・川上・川下産業の広がりを求めて特品事業を:設計の基本は「なぜ」にかえること

・リーディングカンパニーの意義:小規模工場を活用した需要地生産システム

・未来のステークホルダーを考えた経営がもたらす持続性:「元気な100年企業」を目指す

・人材養成についての大学への期待: 多様な知識・情報とその活用は

・おわりに:「細心で大胆に」

 

【第6回】元・南海電気鉄道株式会社取締役社長  亘 信二 (わたり しんじ)

(主な目次)

・はじめに

・工学部から電鉄会社へ:部活に明け暮れた学部時代から縁あって南海電鉄に

・情報系の黎明期に電気系に入って:専門教育の学びの重要性を後で分かる

・大学生活での人のつながりを活かすとともに組織運営力を

・電鉄会社での第一歩:信号・通信業務を

・情報通信技術の改革:光技術の活用と人材

・電気部というコスト部門からコスト削減への自動化の活用と他社連携の動き

・「変わる勇気」を持とう:業務の見直しにつながる変化を大切に

・観光地開発の限界と今後の期待される動き

・「気づき」とその展開が図れる人材の養成を

・おわりに:「縁を大切に」

 

【第5回】シスメックス株式会社代表取締役社長  浅野 薫(あさの かおる)

(主な目次)

・はじめに

・ヘルスケア企業を経営する立場の人が電子工学科卒とは:電子工学科を目指したのは

・教養教育の面白さと重要性は後で分かる

・電子時代の黎明期に恵まれて:初めての楽しさ

・ロボットに惹かれて就職し,若手が活躍する環境に

・若手にとって重要なこと:「基礎」の充実と「人のつながり」

・手術支援ロボットの開発への強い意欲

・手術支援ロボットの開発を高めた創る人と使う人のコミュニケーション

・データベースを活用した新しい医療分野のビジネスの構築

・大学との共創が活きる:新しい流れをつかみ人材養成に大学との連携を

・大学に望むこと:長期視野の基盤強化と学生の意欲向上を

・おわりに : 「Connecting The Dots」

 

【第4回】三洋化成工業取締役会長 安藤 孝夫(あんどう たかお)

(主な目次)

・はじめに

・化学が悪者に: 化学で世の中が変えられるのではないかと大阪大学工学部応用化学科へ

・教養・学部の講義は印象的: 感じることで興味をそそる

・研究が面白く,研究の楽しさを実感: 「好きになること」で行う「努力」が報われる

・研究開発の改革を成し遂げ,更に海外事業担当から企業経営の経験へ

・開発商品の根本は「見極め」と「継続」: 市場規模よりは社会課題の解決を

・経営の基本は過去の直しと慣例主義からの脱却: ポイントはトップの意志

・経営理念をどう伝える: 「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」

・持続可能性のために必要なのはレジリエント: 我が社のコロナ対策

・工学研究科に望む人材養成は:「知的好奇心」と「努力できる才能」を持ち主体的に動く人財を

・おわりに:「一期一会」

 

【第3回】株式会社ダイヘン代表取締役社長 蓑毛 正一郎(みのも しょういちろう) 様

(主な目次)

・はじめに

・大学生活を楽しむ:仲間をつくること

・大学での研究活動の意義

・研究開発活動を重視する企業の魅力に惹かれて:学びの継続とやりきる力が重要

・技術開発力が命:独自性と貪欲さを重視

・事業展開に重点をしぼり,開発費を確保して,社会に貢献できる技術開発へ

・開発を担う若手の活性化へ:誠実さと実直さを

・次世代の開発課題と若い力への期待

・工学部教育に望むこと

おわりに:「Done is better than perfect.」

 

【第2回】元・株式会社NTTドコモ代表取締役社長、大阪大学工業会副会長 山田 隆持(やまだ りゅうじ) 様

(主な目次)

・はじめに

・当然のごとく大阪大学工学部を目指して:教養教育の大切さは「後に分かる」

・大学生活での余暇と研究生活を楽しむ:目指すべき目標を持つことと,やりたいことをやり遂げよ

・トータルパワーを集中させる能力:「ポストが人をつくる」

・経営の基本は:「常識が一番」と「お客さまが大事」の二つと現場とのコミュニケーション

・未曾有の大災害をもたらした東日本大震災

・なすべきこと:トータルパワーの発揮のため,指揮命令系統の確率と情報の共有化

・リーダーは,一度は必ず現場を見ること。そして現場のことは現場に任せること

・復旧と並行しての新たな災害対策の策定へ:修羅場の時こそ

・現場での兵站活動と社員へのねぎらい

おわりに:「切磋琢磨」を

 

【第1回】株式会社大林組代表取締役社長 蓮輪 賢治 (はすわ けんじ) 様

(主な目次)

・はじめに

・土木工学の面白さから河川工学の道へ

・人のつながりを育む大学時代:大学時代の時間をどう使う

・株式会社大林組への入社と建設業の本質への戸惑い

・大きなプロジェクトでの経験と先輩からの学び:コミュニケーション力の大切さ

・事業経営の重要なポイント:ステークスホルダーとの協調を考えた「バランス力」による個社の成長

・経営者として若い人々に望むこと:働きがいと達成感を大切に

・産業界から見た大阪大学大学院工学研究科へ望むこと

・新しい時代への今後のあり方と期待

・おわりに:平常心是道