各種イベント案内

平成28年度ハイテクセミナー 都市系バイオマスのエネルギー利用※終了しました

URL :http://seisan.server-shared.com/high28.html

毎年開催されるこのハイテク推進セミナーでは、科学技術は社会をどう変えてゆくかという視点を通して、現代の社会における問題や現象をひも解いてきました。今回のテーマはテラヘルツ波技術の産業利用です。
近年、テラヘルツ波技術は、情報通信、災害対策やセキュリティ保全のための安全・安心応用、医薬品分析、非破壊検査・工業応用、環境計測、更には考古学的発見、ビックバンから惑星の誕生の謎の探求まで幅広い分野で、新産業基盤を生み出す新たな技術として注目を浴びています。本ハイテク推進セミナーでは、テラヘルツ波技術が生み出す新産業について概説し、関連技術分野の最新動向と今後の展望を、それぞれの専門家に解説して頂く予定です。

■開催要領

日 時: 平成28年11月9日(水)10:00~17:00 (懇親会:17:30~19:00)
会 場: 島津マルチホール(阪急ターミナルビル14階)
懇親会: キッチン&バー「シィーファー」(阪急ターミナルビル17階)
主 催: (一社)生産技術振興協会 共 催:(一社)大阪大学工業会
参加費: ¥5,000円(消費税込み) 教員・学生・名誉教授 ¥1000円(消費税込)
定 員: 60名
申込み: 以下の方法でお申込み下さい。
http://www.seisan.server-shared.com/FormMail/High/FormMail.html
締 切: 平成28年11月2日(水)

■講演プログラム

10:10~11:00
1.テラヘルツ波で見つける薬物~高出力高感度分光イメージングの最前線~

川瀬晃道(名古屋大学教授)

テラヘルツイメージングによる非破壊診断技術によって、近い将来、郵便や衣服に隠された覚醒剤・爆発物の検査、薬局での処方箋ミスのチェック、プラスチック製品の内部欠陥診断、などへの応用が期待されています。近年我々が開発に成功したテラヘルツ波パラメトリック発生器では、レーザー光の波長変換技術により、既存の大型自由電子レーザーなどに較べてはるかに高出力かつ小型簡便で、さらに超高感度検出システム、テラヘルツ波増幅器なども実現。現在、それら新技術を応用したテラヘルツ分光・イメージング技術の研究開発と、産業分野への展開を加速中です。

11:00~11:50
2.テラヘルツ波で見る古墳壁画

高妻洋成(奈良文化財研究所 保存修復科学研究室長)

古代史ブームの火付け役となった極彩色の飛鳥美人の絵で知られる高松塚古墳壁画、天文図、四神そして十二支の壁画で知られるキトラ古墳壁画。この二つの古墳壁画は漆喰の上に描かれています。石材の上に塗られた厚さ数ミリの漆喰層の状態は、従来のX線ラジオグラフィ、赤外線リフレクトグラフィなどの方法では可視化することができませんでした。テラヘルツ波イメージング技術はこの漆喰層の状態を可視化することのできる唯一の方法です。文化財の保存修復の世界でテラヘルツ波イメージング技術が応用されている事例について古墳壁画を中心にご紹介します。

13:10~14:00
3.テラヘルツ波で探る暗黒の宇宙 ~私たちのルーツをたどる天文学~

平松正顕(自然科学研究機構国立天文台 チリ観測所)

電波と赤外線の中間領域にあるテラヘルツ波を用いた天文学は、可視光では見ることのできない宇宙を探る重要な手段です。特に、最高で950GHzまでの周波数の電磁波を観測することが可能なアルマ望遠鏡の完成によって、天文学の様相は一変しつつあります。既存の望遠鏡に比べて圧倒的に高感度・高解像度を達成できるアルマ望遠鏡の観測から、星や惑星、銀河の誕生の謎に迫る成果が続々と出てきています。本講演ではテラヘルツ波から電波を観測する天文学の特徴と現状、そしてアルマ望遠鏡が描き出す宇宙の姿を紹介します。

14:00~14:50
4.煙の向こうをテラヘルツで見る?一災害現場応用に向けて一

関根徳彦(フロンティア創造総合研究室 研究マネージャー)

火災現場など高温の粉塵や煙が充満する災害現場では、二次災害を防ぐためにも事前に現場の状況を把握することは非常に重要です。この際、テラヘルツ(THz)帯と呼ばれる周波数帯を用いてその画像を取得できると、可視光領域や中赤外光領域には無い特徴を生かした様々な情報を得ることが可能になります。そこで本講演では、THz帯の電波を用いた2次元イメージングを実現するための取り組みを紹介します。例として、模擬火災中でのTHzイメージングと、またセキュリティ応用向けの例として隠匿物のイメージングについて紹介します。

15:10~16:00
5.テラヘルツ顕微鏡で見る省エネルギー材料・デバイス
~持続可能社会の実現に貢献する先端計測技術~

川山厳(大阪大学 レーザーエネルギー学研究センター准教授)

レーザーテラヘルツ放射顕微鏡は、試料に超短パルスレーザーを照射・スキャンし、放射されるテラヘルツ波を計測することにより、試料表面や内部の電流、電界および分極のダイナミクスを可視化可能な手法です。この手法を用い、我々は太陽電池やワイドギャップ半導体などにおいて、従来手法では困難であった欠陥・損傷や性能劣化などを検出可能であることを明らかにしました。省エネルギー社会に不可欠なこのような材料やデバイスの性能向上にむけて、先端計測の立場からどのような貢献が可能であるか議論し、その装置化や産業応用について展望を述べます。

16:00~16:50
6.テラヘルツ市場の開拓~理化学機器から産業装置への展開~

西名繁樹(㈱アドバンテスト テラヘルツシステム事業部 技術開発SE課 マネージャー)

株式会社アドバンテストは、光と電波の特徴を併せ持つテラヘルツ電磁波を用いた計測を新規事業として取り組んでいます。我々が基礎研究を開始してから10年余を経て、多くのテラヘルツ分光製品を世に出して参りましたが、テラヘルツ産業自体はまだ成長期への入り口にあります。なお一層応用市場を広げるため、研究用機器開発で得た計測技術を基に、魅力的な産業応用装置を提案して市場を創っていきます。本講演では、これら我々のテラヘルツ新市場への取り組みを紹介します。

■講師の顔ぶれ

http://seisan.server-shared.com/high28-2.pdf
更なる内容の詳細とお申込みは下記のサイトから。
http://seisan.server-shared.com/high28.html

(一社)生産技術振興協会理事長 伊東一良  事業企画委員長 今中信人

〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所内

TEL 06-6944-0604 FAX 06-6944-0605 執行理事 兼 事務局長 巽昭夫

Mail seisan@maple.ocn.ne.jp ; seisan2@themis.ocn.ne.jp

※ 個人情報は、電子出版、セミナーのお知らせ以外には利用いたしません。

※ 個人情報保護方針はURL : http://seisan.server-shared.com/privacy.htmlです。